「坂東三十三観音を車で巡ってみたいけれど、何から準備すればいい?」「白衣や数珠は必要?」「納経帳はどこで買える?」
私たちも、巡礼を始めたときは分からないことだらけ。特別な知識や装備のないまま、幼馴染と普段着で巡礼を始めました。
それから日帰りと車中泊を組み合わせ、約1年かけて全33札所を結願。
この記事では、実際に巡って分かった必要な持ち物や服装、参拝の基本、車巡礼で役立ったものを、私たちの体験と一緒に紹介します。
・坂東三十三観音巡りを始めるために必要なもの
・白衣などの巡礼装束はどこまで必要なのか
・納経帳の購入場所や基本的な参拝方法
・車巡礼で実際に役立ったアイテム
・寄り道も楽しむ、私たちらしい巡礼スタイル
【車で回り方を探している方へ】
私たちは横浜から、日帰り7回と1泊2日の車中泊2回を組み合わせ、全9回・合計11回で結願しました。
実際に巡った札所の順番や、日帰りと車中泊の分け方、費用、駐車場・山道の注意点は、こちらの記事にまとめています。
▶【坂東三十三観音】車で巡る回り方|横浜発・全9回11日の実例ルート
私たちの巡礼が始まったきっかけは、幼馴染と横浜中華街でお茶をしていたときに、偶然見かけた「坂東三十三観音」のポスターでした。
「関東なら車で回れるんじゃない?」
そんな軽い一言から、その日の夕方、勢いのまま鎌倉へ。発願の寺である第一札所・杉本寺を訪れました。
巡礼について何も知らなかった私たちは、まず納経帳を購入。巡礼といえば白衣に笠をかぶるイメージがあったので「白衣なども必要ですか?」と尋ねてみました。
すると、「今は納経帳だけで巡る方も多いですよ」と教えてもらい、思っていたより気軽に始められることに、少しホッとしたのを覚えています。
こうして、私たちのゆるい巡礼ドライブがスタートしました。
坂東三十三観音巡礼は気軽に始められる?
坂東三十三観音の札所は関東一都六県に点在し、全行程は約1,300㎞にも及びます。
数字だけ見ると「そんなに回れるの?」と少し身構えてしまいますが、すべてを一度に巡る必要はありません。巡る順番も自由で、公式サイトでも数回に分けた日帰りや、1~2泊の旅を組み合わせる巡礼が案内されています。
私たちも横浜から行きやすいエリアは日帰り、群馬・茨城などの遠方は車中泊を組み合わせました。
予定どおりに回れなかったお寺は次回へ持ち越してもOK。札所だけを急いで回るのではなく、気になる神社や観光スポットへ寄り道したり、道の駅で地元のものを探したりしながら、自分たちのペースで巡りました。
実際に私たちが車で巡った札所の順番や日数、費用については、こちらの記事で詳しく紹介しています。
▶【坂東三十三観音】車で巡る回り方|横浜発・全9回11日の実例ルート
服装についても、白衣や菅笠などの巡礼装束を一式そろえなければ始められない、といわけではありません。
私たちは普段着で巡りましたが、坂道と階段、山道のある札所も多いため、動きやすい服と履きなれた靴を選んでいました。
なお、坂東三十三観音の公式サイトでは、現在は軽装で巡る方も多いとしながら、輪袈裟と数珠の持参が案内されています。
最初からすべてを完璧にそろえなくても、参拝する気持ちと基本的な礼儀を大切にしながら、まずは一つのお寺から始めることができます。
最初に用意したい持ち物
坂東三十三観音巡りを始めるにあたって、特別な道具を一式そろえなければいけないのかな?と思っていましたが、私たちが最初に用意したものは意外とシンプルでした。
納経を受けながら巡る場合、まず用意しておきたいにがこちらです。
・坂東三十観音専用の納経帳
・小銭と小銭入れ
・履き慣れた歩きやすい靴
・数珠や輪袈裟
私たちが実際に使ったものや、巡礼を続ける中で感じたことを、順番に紹介します。
坂東三十三観音専用の納経帳
納経を受けながら全33札所を巡りたい方は、坂東三十三観音専用の納経帳を用意するのがおすすめです。
私たちは、発願のお寺である第一札所・杉本寺で購入しました。訪れたときは数種類の納経帳があり、その中から好きなものを選ぶことができました。
最初の納経をいただいた瞬間は「いよいよ巡礼が始まったんだな」と、少し感動したのを覚えています。
ただし、納経帳はすべての札所で販売されているわけではありません。最初に訪れる札所で購入したい場合は、事前に取り扱いを確認しておくと安心です。
坂東三十三観音の公式サイトでは、納経帳取り扱っている札所や通信販売について確認できます。
購入した納経帳には、忘れないうちに名前も記入しておきましょう。
【写真】
小銭と小銭入れ
巡礼では、お賽銭のほかにも、線香やろうそく」、拝観料や駐車場代などで現金を使う場面があります。
そのたびにお財布を出すのは少し面倒なので、巡礼専用の小銭入れがあると便利です。
私は、幼馴染がお賽銭をがま口から取り出しているのを見て「それ便利だな……」と思い、横浜中華街にある雑貨店「倭物やカヤ」で、坂東巡礼専用の小銭入れを購入しました。
気に入って巡礼の度に使っていたら、少しほつれてきてしまうほど活躍しています。笑
私たちは、お賽銭に使う5円玉や50円玉を中心に、線香やろうそくにも使える100円玉も大目に用意していました。
納経料などで千円札が必要になることもあるため、小銭だけでなく、千円札も何枚か用意しておくと安心です。
【写真】
倭物やカヤの小銭入れはこちら▼
履き慣れた歩きやすい靴
坂東三十三観音の札所には、坂道や階段、ちょっとした山道を歩くお寺もあります。
車で巡る場合でも、駐車場から本堂まで歩くことがあるため、足元は履き慣れたスニーカーがおすすめです。
少しくらい汚れても気にならず、靴底が滑りにくいものだと、より安心。
特に満願寺の奥の院はちょっとした山道になっていて、実際歩いたときも「スニーカーで来てよかった……!」と感じました。
お寺によっては境内に入ってから思った以上に歩くこともあるので、「ほとんど車移動だから大丈夫」と油断せず、歩きやすさを優先するのがおすすめです。
数珠と輪袈裟
坂東三十三観音の公式サイトでは、現在は軽装で巡る方も多いとしながら、輪袈裟と数珠の持参が案内されています。
私たちは白衣などの巡礼装束はそろえず、普段着で巡りました。数珠は、車から降りるときにサッと身につけられるよう、シンプルな腕輪念珠をネットで購入。
参拝中もそのまま身につけていられ、毎回ケースから出し入れする必要がないので、このタイプを選んでよかったと思っています。
私が使っているのは、このようなシンプルな腕輪念珠です▼
私たちは輪袈裟を用意せず巡りましたが、より巡礼らしい装いで参拝したい方は、服の上から身につけられる輪袈裟を用意する方法もあります。
最初からすべてを一式そろえる必要はありませんが、公式の案内も確認しながら、自分の巡礼スタイルに合うものを選んでみてください。
白衣・輪袈裟などの巡礼用品は必要?
巡礼というと、白衣を着て菅笠をかぶり、金剛杖を持って歩く姿を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
私たちも巡礼を始める前は、「あの装いを一式そろえないいけないのかな?」と思っていました。
結論からいうと、白衣や菅笠、金剛杖などをすべてそろえなくても、坂東三十三観音巡りを始めることはできます。
坂東三十三観音の公式サイトでも、現在は軽装で巡る方が多いと案内されています。ただし、軽装の場合でも、輪袈裟と数珠は最低限持参するものとして紹介されています。
主な巡礼用品
坂東三十三観音の公式巡礼用品には、次のようなものがあります。
幼馴染と横浜中華街でお茶をしていたとき、ふと目に入った「坂東三十三観音」のポスター。
「関東なら車で回れるんじゃない?」そんな軽い一言から、私たちの巡礼が始まりました。
その日はもう夕方だったのですが、勢いでそのまま鎌倉へ向かい、発願の寺である坂東第一番札所杉本寺へ。
特に事前の勉強もしていなかったので、とりあえず納経帳を購入してみることに。
巡礼といえば、白い装束に笠をかぶって…というイメージがあったので、
「白衣とかも必要ですか?」と聞いてみたところ、
「今は納経帳だけで巡る方も多いですよ」
と教えてもらい、思ったより気軽に始められることにちょっと安心。
杉本寺の苔の美しい境内や石段を見ながら、これから始まる巡礼旅に身が引き締まる思いになったことを覚えています。
こうして私たちのゆるい巡礼ドライブがスタートしました。
これから坂東三十三観音巡りをはじめたいけど、何から揃えればいいか分からない…という方の参考になれば嬉しいです。
私達の巡礼スタイル
私たちの坂東三十三観音巡りは、基本は日帰りドライブ。
横浜から行けるお寺は、朝早く出発してその日のうちに帰るスタイルです。
ただ、茨城や栃木など距離がある場所は、無理せず車中泊を組み合わせることも。
道の駅で次の日に備えてのんびり過ごしたりしながら、自分たちのペースで巡っています。
そして私たちの巡礼は、とにかく「楽しむこと」が最優先。
予定通りに回れなくてもOK。
お寺を次回に持ち越すことになってもOK。
その代わり、気になる神社や観光スポットに寄り道したり、道の駅で地元のものをチェックしたり、最後は美味しいご飯で締めくくったり。
そんなふうに、ドライブ旅を楽しみながら巡礼を続けています。
まずはこれ!巡礼を始めるための必須アイテム
巡礼を始めるにあたって、特別な装備が必要なのかな?と思っていたのですが、実際はとてもシンプルでした。
私達が巡礼を始めるときに用意した最低限のアイテムはこちらです。
納経帳
まずは納経帳。
私たちは発願の寺である杉本寺で購入しました。
杉本寺では3種類ほどあり、好きなものを選ぶことができます。
納経帳は坂東三十三観音の札所であれば、基本的にどこでも購入できるようです。
巡礼を始めたばかりの私たちにとって、最初のページに御朱印を書いてもらった瞬間はとても印象的で、「いよいよ巡礼が始まったんだな」と少し感動したのを覚えています。

がま口と小銭
幼馴染がお賽銭のときに、がま口から小銭を取り出しているのを見て「それ便利だな…」と思い、せっかくなので坂東巡礼専用の小銭入れをお馴染みの雑貨屋屋さん「倭物やカヤ」で購入しました。
お気に入りだったのですが、巡礼のたびに使っていたら少しほつれてきてしまったので、次の巡礼では新しいものを用意しようかなと思っています。
ちなみに私たちはお賽銭に5円や50円を入れることが多いです。
「ご縁」「五十の縁」といった語呂合わせや、穴のあいた硬貨は「運が通る」とも言われているそう。
ちょっとした気持ちですが、そんな意味も込めてお賽銭を入れています。
お賽銭以外にもお線香やろうそくを購入する時に小銭が必要になるので、多めに用意しておくといいと思います。

倭物やカヤの小銭入れはこちら▼
履き慣れたスニーカー
東三十三観音の札所には、坂道や階段、ちょっとした山道があるお寺もあります。
そのため足元はスニーカーがおすすめです。
少々汚れても気にならない、履き慣れたスニーカーだと安心。
巡礼の正装というと白い装束のイメージがありますが、現在は必ずしもその格好で巡る必要はありません。
ただし、軽装すぎるという点ではサンダルなどはあまりおすすめされていないようです
ちなみに坂東巡礼の中でも、満願寺の奥の院はちょっとした山道になっています。
私たちも実際に歩いてみて「これはスニーカーでよかった…!」と感じた場所でした。
数珠
お数珠はあった方がいいと聞いたので、ブレスレットタイプのものをネットで購入しました。
ブレスレットタイプなので、車から降りる時にサッとつけて、そのまま参拝中もずっとつけたままです。
出し入れする手間もないのでこのタイプが気に入っています。
私が使っているのはこういうシンプルなタイプです▼
ドライブ巡礼の必須アイテム
私たちの巡礼は基本的に車移動。
そのため、ドライブならではの便利アイテムもいくつかあります。
中でも「これは絶対必要だな」と感じたのが、スマホホルダーとGoogleマップです。
スマホホルダー
巡礼ドライブで「これは必要だな」と思ったのがスマホホルダー。
最初はクリップタイプのものを使っていたのですが、ある日走行中に突然パキッと壊れてしまい…まさかの大分解。
助手席の幼馴染が飛んでったスマホと部品を拾おうと大慌てするという、ちょっとした事件になりました。笑
その後、ちゃんと固定できるものをダイソーで購入(700円)。
今使っているのは、ダッシュボードにマジックテープで固定するタイプのスマホホルダーです。
スマホはマグネットで固定できるので、乗り降りのときもサッと取り外せて意外と便利。
巡礼ドライブはナビを見る場面が多いので、スマホホルダーは最初から用意しておくのがおすすめです。
Googleマップ
ナビは車にも付いているのですが、私たちはGoogleマップを使うことが多いです。
というのも、私は航空写真の地図を見るのが好きで、普段からGoogleマップをよく使っているから。
慣れている地図の方が位置関係も分かりやすく、巡礼ドライブでもとても便利でした。
札所の場所や駐車場の位置も事前にピン留めしておくので、初めて行くお寺でも安心して向かうことができます。
ちなみに、私のGoogleマップはピンで埋め尽くされています。笑
行きたい場所・行った場所・その日の目的地など色分けしているのですが、もう自分でも何が何だか分からないくらいカオスです。
ガイドブックも札所の予習ができてあると便利です▼
巡礼を楽しむためのグッズ
ユニフォーム
巡礼には白装束などの正式な装いもありますが、私たちはそこまで本格的なスタイルではなく、ちょっとした “巡礼ユニフォーム”を作りました。
といっても全身お揃いではなく、横浜中華街にある「倭物やカヤ」で似たデザインのスカートを購入したくらい。
さすがに完全なお揃いは少し恥ずかしいので、なんとなく雰囲気を合わせた感じです。
それでも巡礼の日にその服を着ると気分が上がるし、「今日は巡礼の日だな」と特別な気持ちになれるので、これはやってよかったなと思っています。

第一弾のスカートはこちら▼
道の駅スタンプ帳
巡礼ドライブでは道の駅に立ち寄ることも多いので、私たちは道の駅スタンプ帳も持っています。
実はこのスタンプ帳、2018年のもの。
道の駅は巡礼の途中で寄り道することが多いので、なかなかスタンプが集まらず…気づけば8年目に突入しました。笑
もともと収集系やコンプリート系が好きなので、スタンプを見つけるとつい押したくなってしまいます。
巡礼というと少し堅いイメージがあるかもしれませんが、私たちはこんな感じで寄り道も楽しみながら巡っています。

私達の巡礼お金管理術
ジップロック管理
巡礼ドライブでは、ガソリン代や駐車場代など、ちょこちょこと交通費がかかります。
最初のころは、どちらかが立て替えて後で割り勘…という形にしていたのですが、これが意外と面倒。
計算を忘れてしまったり、「あれ?どっちが払ったんだっけ?」となることもありました。
そこで途中から、ジップロック管理方式にすることに。
出発前に、それぞれ5000円〜1万円くらいを同じ額ずつジップロックに入れておき、ガソリン代や駐車場代などはそこから支払います。
交通費だけでなく、状況によっては
・食事代
・拝観料
なども、そこから払うこともあります。
ETC料金など、その場で払えないものはメモしておいて、帰りの車の中で助手席の幼馴染が計算するのがいつもの流れ。
この方法にしてから、お金の管理がかなり楽になりました。
旅が終わって余ったお金は、そのまま次回の軍資金に繰り越しています。
大切な友達とお金で揉めないためのコツです。笑

実際に巡礼をして感じたこと
坂東三十三観音巡りを実際に始めてみて、事前に想像していたことと違う部分もたくさんありました。
これから巡礼を考えている方の参考になればと思い、私たちが感じたことを少しまとめてみます。
想像以上に距離がある
坂東三十三観音は「関東一都六県」に札所が点在しています。
関東だからそこまで遠くないかな…と思っていたのですが、実際に回ってみると思っていた以上に距離があると感じました。
横浜からだと、場所によってはなかなかのロングドライブになります。
ただ、その分いろいろな景色を見ることができるので、ドライブ好きの私たちにとってはそれも巡礼の楽しみのひとつでした。
山道や階段が多い
坂東三十三観音のお寺は、山の上にあるところも多く、坂道や階段、ちょっとした山道を歩く場面もあります。
実際に巡ってみて「これはスニーカーで来て正解!」と思うことも何度かありました。
特に満願寺の奥の院などは、なかなかの山道。
巡礼の際は歩きやすい靴がおすすめです。
満願寺に訪れた群馬編はこちら▼

計画通りに行かないことも多い
巡礼ドライブでは、思い通りにいかないことも結構あります。
渋滞に巻き込まれたり、寄り道しすぎたり、思っていたより時間がかかったり…。
「今日はここまで行く予定だったのに!」ということもありました。
でも坂東三十三観音は、巡る順番が自由。
無理せず、自分たちのペースで巡ることができるのも魅力だと思います。
それでもやっぱり楽しい
距離が長かったり、階段が多かったり、計画通りにいかなかったり…。
大変なこともありますが、それでも巡礼を続けているのは、やっぱり楽しいから。
幼馴染とドライブしながら、寄り道をしたり、美味しいものを食べたり。
そして各地のお寺で静かな時間を過ごす。
そんな時間がとても心地よくて、気づけばここまで巡礼を続けてきました。
まとめ
坂東三十三観音巡りは、思っていたより距離があったり、山道や階段が多かったりと、なかなか体力を使う巡礼でした。
それでも、幼馴染とドライブしながら各地のお寺を巡り、寄り道をしたり、美味しいものを食べたり…。
そんな時間も含めて、私たちにとってはとても楽しい巡礼旅になっています。
今回の坂東巡礼は、日帰り巡礼が8回、車中泊が2回ほどの巡礼ドライブになりました。
特別な準備がなくても、自分たちのペースで楽しみながら巡ることができるのが坂東三十三観音の魅力だと思います。
これから巡礼を始めてみたい方の、少しでも参考になれば嬉しいです。
坂東三十三観音巡礼旅、結願の記事はこちら▼



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