幼馴染と女子2人で巡る、坂東三十三観音巡り。
第7回目は「神奈川(鎌倉)エリア」のお話です。
今回は神奈川編の続き、鎌倉・逗子エリアの札所巡り。
前回までの神奈川の札所も残りわずか。
岩殿寺・安養院・長谷寺の3か所を回ります。
(旅の日付:2025年10月25日)
神奈川巡礼前編はこちら▼
この日は地元スタートということもあって、いつもよりかなり緩めのスタート。
出発は10時。
特に寄り道も決めず、「のんびり行こうか」という空気感での巡礼となりました。
結果として、3寺を淡々と回るシンプルな1日に。
派手なハプニングもなく、どちらかというと落ち着いた巡礼回です。
その分、それぞれのお寺としっかりと向き合えたような気もします。
(第1番札所杉本寺は参拝済み)
参拝を終えた後は遅めのランチへ。
向かったのは、すっかりおなじみになった中華街の「京華楼」。
今回も例によって麻婆刀削麵を。
そして最後にアジアン雑貨のお店に立ち寄ってから帰宅。
そんな少し肩の力を抜いた1日になりました。
📌この記事でわかること
・鎌倉・逗子エリア3寺の巡礼ルート
・各お寺の見どころ
・駐車所や参拝情報
【神奈川(鎌倉エリア)編|ざっくりタイムライン】
■10:00 出発(横浜南部)
↓ 車約50分
■10:50 第2番札所 岩殿寺
↓ 車約20分
■11:40 第3番札所 安養院 田代寺
↓ 車約15分
■12:10 第4番札所 長谷寺
■15:00 京華樓(ご褒美メシ♪)
■18:00 アジアン雑貨屋さんでぶらぶら
■20:00 帰宅!お疲れさまでした!
巡礼準備編はこちら▼
お寺の詳細や歴史がわかると巡礼がもっと楽しくなります。ルートガイドも便利でなくてはならない巡礼のお供のガイドブックです!▼

【新版あり】坂東三十三ヶ所札所めぐり 観音霊場巡礼ルートガイド
岩殿寺|逗子市にある、静かで趣のある古刹
最初に訪れたのは、逗子と鎌倉の境にある第2番札所 海雲山岩殿寺(がんでんじ)。
住宅街の細い道を進んだ先にあり、少しだけ ”知る人ぞ知る”ような雰囲気のお寺です。
岩殿寺は養老5年(721年)に創建されたと伝わる古刹。
奈良の長谷寺を開いたことでも知られる道徳上人がこの地を訪れ、霊地としたことが始まりとされ、行基が十一面観音の石像を安置したと伝えられる歴史あるお寺です。
山門をくぐると、静かな緑に囲まれた境内が広がり、鎌倉の観光寺院とはまた違った、落ち着いた空気が流れています。
境内は奥行きがあり、山門を入ると本堂、さらに階段を上っていくと観音堂へ続いています。
この階段がなかなか長く、鎌倉エリアらしくしっかり歩く感じ。
訪れる際は歩きやすい靴がおすすめです。

鎌倉のお寺は階段が多い印象がありますが、岩殿寺も例外ではなく、その分登った先には静かで心地よい空間が広がっています。
観音堂の裏手には、洞窟のような奥の院があり、その中に観音様が安置されています。
ただし、こちらは御開帳の時以外は拝観することができないため、今回は外からお参り。
山門には入山料100円を納める箱が設置されています。
このあとの安養寺も同じように木箱に納めるシステムなので、100円玉を多く用意しておくと安心です。
観光地としてのにぎやかさはないものの、ゆっくりと落ち着いて参拝できる、静かな魅力のあるお寺でした。
【岩殿寺|参拝情報・アクセス】
本尊 : 十一面観世音菩薩
山号 :海雲山
宗旨 :曹洞宗
住所 :神奈川県逗子市久木5-7-11
最寄り駅 : JR逗子駅より徒歩15分
最寄りIC : 朝比奈ICから約15分(約5.5km)
納経時間 : 8:00〜17:00
拝観料 : 100円
駐車場 : あり(無料)

安養院 田代寺|北条政子ゆかりの静かで落ち着いたお寺
岩殿寺のあとは、鎌倉駅から徒歩圏内にある第3番札所 安養院 田代寺。
通り沿いにあるものの、観光地の鎌倉とは思えないほど静かで落ち着いた空気のお寺です。
安養院は、鎌倉幕府を開いた源頼朝の妻・北条政子にゆかりの深いお寺です。
もともとは、政子が亡き夫・頼朝の冥福を祈って長谷に建てた「長楽寺」が始まりとされていて、鎌倉時代の歴史と深く関わるお寺です。
後に政子自身の法名である「安養院」を寺名としたと言われていて、境内には今も北条政子の供養塔が静かに佇んでいます。
境内はこじんまりとしているものの、どこか趣のある雰囲気。
入口に置かれた木箱に200円の拝観料を納めて中へ入ります。
中でも印象的だったのが、本堂の壁や天井いっぱいに貼られた千社札。
その圧倒的な数からは、古くから多くの巡礼者がここを訪れた歴史が伝わってきて、独特の迫力がありました。

本尊は阿弥陀如来。
さらに、坂東三十三観音の札所本尊として千手観世音菩薩も祀られています。
また、このお寺は「ツツジの名所」としても有名です。
私たちが訪れたときは時期がずれていましたが、満開の季節には鮮やかなピンク色のツツジが咲き誇るそうで、ぜひその季節にも再訪してみたいと思いました。
駐車場は3台ほどですがお寺のすぐそばにあります。
【安養院|参拝情報・アクセス】
本尊 : 阿弥陀如来 / 千手観世音菩薩
山号 : 祇園山
宗旨 : 浄土宗
住所 : 神奈川県鎌倉市大町3-1-22
最寄り駅 : JR鎌倉駅より徒歩16分
最寄りIC :朝比奈ICから約20分(約6.5km)
納経時間 : 8:00~16:30
拝観料 : 100円駐車場 : あり(無料)

長谷寺|鎌倉を代表する「花の寺」と巨大観音
鎌倉巡礼、最後に訪れたのは「鎌倉の西方極楽浄土」とも称される第4番札所 長谷寺。
歴史と由来:海からやってきた観音様
長谷寺の始まりは、奈良時代まで遡ります。
伝説によると、徳道上人が大和国(奈良県)で一本の巨大な楠から2体の観音像を彫り出しました。
1体は奈良の長谷寺へ。
そしてもう1体は「縁のある地で人々を救ってほしい」と願いを込めて海に流されました。
その観音様が15年後、相模国の三浦半島に流れ着き、鎌倉の地へお迎えして開山されたのが、ここ鎌倉長谷寺の始まりです。
本堂:日本最大級の木彫仏に圧倒される
大きな提灯に出迎えられ、拝観料(400円)を納めて境内へ。
高低差のある境内を、可愛らしい「良縁地蔵」に癒されながら階段を上って行くと、本堂(観音堂)に。
そこに安置されているのが高さ9.18mを誇る十一面観音菩薩像。
日本最大の木彫仏です。
岩の上に立ち、右手に錫杖、右手に水瓶を持つ姿は「長谷寺式」と呼ばれる独特のスタイル。
実際に間近で参拝することができ、その迫力には何度訪れても圧倒されます。

絶景休憩 見晴台で楽しむ「寺まんじゅう」と海光庵
階段を上りきった先にある「見晴台」は鎌倉の街並みや由比ガ浜を一望できる絶好のフォトスポットです。
ここに来たらぜひチェックしてほしいのが、売店で買える「寺まんじゅう」。
お肉やお魚を使わない精進料理仕立ての中華まんで、これが本当に美味しい。
景色を眺めながらベンチに座って寺まんじゅうを楽しむことができます。
また、同じく絶景を楽しめるお食事処「海光庵」もあります。
窓の外に広がる由比ガ浜のパノラマを眺めながら食事ができるので、落ち着いてランチをしたい方にはこちらもおすすめです。
観音ミュージアム:じっくり向き合う贅沢な時間
今回は本堂横にある「観音ミュージアム(大人300円)」にも訪れました。
本堂は多くの参拝客で賑わっていますが、ミュージアム内はとても静か。
さまざまな観音像や寺宝を、自分のペースでじっくり堪能できる穴場スポットです。
観音菩薩の教えを分かりやすく解説する展示がされています。
館内には「日本百観音霊場(西国・坂東・秩)」の大きな地図もあり、それを見ていると「いつか全部制覇したいな…」と、つい夢が広がってしまいます。
巡礼沼…深い。笑

境内の見どころ:洞窟から最新設備まで
長谷寺には他にも見どころが尽きません。
弁天窟:弘法大使(空海)が籠って修行したと言われる洞窟。
ひんやりとした空気の中に、壁一面に彫られた弁財天様たちが並ぶ神秘的な空間です。
充実の設備:入り口近くのトイレがホテル並みに綺麗で、さらに境内にはWi-Fiも完備!
歴史あるお寺でありながら、参拝者へのホスピタリティの高さに感動しました。
駐車場について
お寺専用の駐車場は30分350円。(2025年10月時点)
鎌倉エリアは基本的に駐車料金が高めですが、専用駐車場があるのは心強いです。
台数は多めですが、特別拝観中などは満車になってしまうことも多いので、近隣パーキングもチェックしておくといいかもしれません。(近隣に30分250円の民間パーキングもあります)
【長谷寺|参拝情報・アクセス】
本尊 : 十一面観世音菩薩
山号 : 海光山
宗旨 : 浄土宗系単立
住所 : 神奈川県鎌倉市長谷3-11-2
最寄り駅 : 江ノ電長谷駅より徒歩5分
最寄りIC : 朝比奈ICから約20分(約7.5km)
納経時間 : 8:00~16:30
観音ミュージアム : 無休(臨時休館有)
拝観料 : 大人400円 / 小学生200円
駐車場 : あり(有料30分350円)
URL : http://www.hasedera.jp/

神奈川エリア制覇と、おなじみの締めご飯
これで、神奈川エリアの札所はすべてすべて参拝完了。
地元ということもあり、どこか「いつでも行ける」という感覚もあった神奈川札所だけど、こうして振り返ると、それぞれしっかり印象に残る巡礼になっていました。
参拝を終えた後は少し遅めのランチへ。
向かったのは、すっかりおなじみになった中華街の「京華樓(きょうかろう)。
今回ももちろん、麻婆刀削麵です。笑
ちなみに、中華街の京華樓には本館と大通り店がありますが、よく行くのは本館。
近くにお気に入りのお茶屋さんがあってそこへ寄るのがいつものコース。
ここの麻婆刀削麵は、味が美味しいのはもちろん、とにかく提供が早い。
「盗み聞きしてた?」と思うレベル。笑
とはいえ、作り置き感は全くなく、ちゃんとアツアツの出来立て。
「早くて・旨い」。
何度食べても、やっぱり定期的に食べたくなる味です。

お腹を満たした後は、家の近くにあるアジアン雑貨のお店へ。
特に目的があるわけでもなく、ゆるく店内を見て回りながらのんびり。
今回は地元エリアの巡礼ということもあり、土地勘がある安心感もあって、終始ゆったりした気持ちで回ることができました。
派手なハプニングはなかったものの、こういう穏やかな巡礼も悪くないなと思える1日でした。
ハプニングたっぷりの群馬編はこちら▼





コメント