幼馴染と女子二人で坂東三十三観音巡りをしています。
今回の記事では、坂東三十三観音巡礼の埼玉エリアのお話。
私たちがこの巡礼旅に出るのは、今回で4回目です。
私たちの巡礼旅は寄り道もかなり多いですが…実際回ったルートや札所の紹介もしてるので、これから巡礼を考えてる人の参考になれば嬉しいです。
(旅の日付 : 2025年7月18日)
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前回神奈川県の西側に行ったので、次は残りの神奈川東側…ではなく、今回は埼玉編。
このタイミングで埼玉に行ったのには理由があります。
というのも、神奈川や東京の札所は、正直いつでも行ける距離。(神奈川在住)
中には車で10分くらいで行けるお寺もあって、「これは後でもいいよね」ってことで後回しにすることに。
一方で、茨城は車中泊前提になるから真夏はちょっと避けたい。
千葉は結願&菜の花シーズンに合わせたい。(群馬、栃木は制覇済み)
そんなふうにあれこれ考えた結果、埼玉へ…という流れになりました。
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そして今回のもう一つの目的が、あの”手のオブジェ”のリベンジ。
群馬巡礼のときに探しに行ったものの、まさかの場所違いで見つからず…。
(しかも山奥をさまようというおまけ付き)
山奥でさまよった群馬編はこちら▼

それが実は埼玉にあったと後から判明し、今回はそのリベンジも兼ねた巡礼です。
埼玉には4か所札所があり、東西に点在しています。
で、今回はその手のオブジェのミッションもあり、4か所+手のオブジェは時間的に厳しい…。
ということで、一番東にある慈恩寺以外の3寺+手のオブジェで行程を組みました。
慈恩寺は東京の浅草寺と一緒に巡る予定です。
そんなこんなで埼玉巡礼スタートです。
■8:00 出発(横浜)
↓首都高で渋滞にハマりつつ…
■11:15 子ノ権現 天龍寺(巨大手のオブジェ)
■12:30 コンビニでお昼ご飯
■13:45 第9番 都幾山 慈光寺
■15:00 第10番 巌殿山 正法寺(岩殿観音)
■16:15 第11番 岩殿山 安楽寺(吉見観音)
↓のんびり本屋さんに寄りながら…
■20:00 中華街 京華樓(麻婆刀削麵!)
↓倭物やカヤでユニフォーム購入
■21:50 帰宅!お疲れさまでした!
子ノ権現 天龍寺|山奥で出会えた巨大な手のオブジェ
この日の最初の目的地は、埼玉県飯能市にある「子ノ権現 天龍寺」。
あの巨大な「手のオブジェ」があるお寺です。
朝8時に出発したものの、首都高の渋滞にしっかりハマり、到着したのは11時頃。
スタートからなかなかの試練。
お寺へ向かう道は、かなりの山道。
対向車が来たら思わず息を止めてしまうような細い林道を不安になりながらも進みます。
「ほんとにあるのか…?」と思いながら進んだ先にようやく現れたお寺。
子ノ権現は、平安時代から続く歴史ある霊場で、古くから「足腰の守護神」として信仰されています。
境内には、巨大なわらじや下駄、さらには真っ赤なハイヒールまで奉納されていて、その光景はなかなかのインパクト。
ただ、ひと通り境内を回ってみたものの、肝心 ”あの手 ”が見当たらない。
「まさかまた見つけられないのか…?」と不安がよぎり住職さんに聞くと、
「少し下へ降りたとこにあるよ」とのこと。
そして斜面を下っていくと、突然開けた場所に…
ありました。

緑の木々に囲まれて、突如として姿を現す真っ白な巨大な手。
地元の彫刻家の方が奉納されたものだそうですが、静かな山の中にポツンと現れるその姿は、アートを超えて、どこか神秘的で不思議な圧倒感がありました。
道に迷い、境内を探し回り、ようやくたどり着いたその場所。
参拝というより、ちょっとした冒険をクリアしたような達成感でいっぱいでした。
群馬の山奥でiPhone圏外になりながらも、探しまわった手のオブジェ。
無事リベンジ達成です!
ちなみに無料の駐車場もあり、そこからの景色も最高でした。
【子ノ権現 天龍寺|参拝情報・アクセス】
ご本尊 : 子ノ聖大権現(ねのひじりだいごんげん)
宗派 : 天台宗
住所 : 埼玉県飯能市大字南461
最寄り駅 : 西部秩父線「西吾野駅」から徒歩約90分(登山道)
最寄りIC : 圏央道「狭山・日高IC」より車で60分
駐車場 : あり(無料)

慈光寺|山の中でゆっくりと参拝できる落ち着いたお寺
次に訪れたのは、埼玉県ときがわ町にある第9番札所 慈光寺。
今回はお昼の時間が取れないことがわかっていたので、道中のコンビニで軽く済ませることに。
その分夜はいつもの中華街で麻婆刀削麵!
もはや定番スタイルです。
…と、そんな道中。
愛用していたクリップタイプのスマホホルダーが、まさかの走行中に突然崩壊。
スマホホルダーもiPhoneも吹っ飛んで、助手席の幼馴染が慌てて回収。
なんとか事なきを得ましたが、ほんとに事故らなくてよかった…と思った事件でした。
この後購入したスマホホルダー紹介しています▼

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慈光寺は、山の中にある静かなお寺。
駐車場は手前と奥にありますが、今回は知らずに手前へ。
奥の方が階段や坂が少なく、少し楽にアクセスできるようです。
そこから階段を上って境内へ。
山奥というほどではないものの、起伏のある広い境内で、歩きやすい靴は必須だなと感じました。
慈光寺は奈良時代に創建されたと伝わる歴史あるお寺。
山の中にある広がる境内は、もともと修行の場として栄えた山岳寺院の雰囲気が色濃く残っています。
関東最古の山岳寺院と言われています。
坂東三十三観音の札所としても、長く信仰を集めてきた場所。
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本堂に入ると靴を脱いで参拝するスタイルで、ご本尊を間近で拝むことができます。
その奥で御朱印を書いていただけるのですが、住職さんがとても気さくな方で、待っている間にいろいろなお話を聞かせてくれました。
中でも印象的だったのが、坂東巡りを何周もする人の話。
同じ御朱印長に ”重ねて印を押していく” らしく、巡礼の楽しみ方は人それぞれなんだなと実感。
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境内は階段が多く、観音堂まではなかなかの距離。
7月の埼玉、山の中よはいえやっぱり暑くて、軽く修行気分。
それでも、どの建物も歴史を感じる落ち着いた雰囲気で、個人的にはとても好きなお寺でした。
観音堂には白馬の像が吊るされていて、これも印象的。
白馬は昔から ”神様や仏様の使い(神使)” とされる存在。
特に観音信仰では、願いを運んだり、清らかさの象徴として扱われることが多く、奉納されることもあるそう。
静かな山の中で、ゆっくり参拝できる落ち着いた雰囲気のお寺でした。
【慈光寺|参拝情報・アクセス】
ご本尊 : 十一面千手千眼観世音菩薩
山号 : 都幾山
宗旨 : 天台宗
住所 : 埼玉県比企郡ときがわ町西平386
交通 : JR明覚駅より、ときがわ町路線バスで5分せせらぎセンターバス停乗り換え、バスで9分慈光寺入口バス停下車、徒歩40分
拝観 : 自由
拝観料 : 無料、宝物館は大人300円
駐車場 : あり(無料)
URL : http://www.temple.or.jp/

正法寺|岩壁と大いちょうが印象的な札所
次に訪れたのが、第10番札所 正法寺。
山門から本堂までは、まっすぐ伸びる長い階段。
およそ100段ほどですが、これがまた夏にはなかなかきつい…。
今日は登る日だな…ってやつです。笑
登り切った先にある本堂の周りは、崖の岩肌がむき出しになっている場所もあり、独特の雰囲気。
その岩壁にはたくさんの石仏が埋め込まれるように並んでいて、静かだけどどこか迫力のある空間。
境内では鐘をつくこともできました。
これも貴重な体験。
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そしてもうひとつ目を引いたのが、樹齢700年と言われる大イチョウ。
幹の周りは11mほどあるそうで、これまでいくつかのお寺で大イチョウを見てきたけど、その中でもかなり大きく感じて、その存在感はなかなかのものでした。
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お寺から下る参道は、おそらく1㎞ほど長く続く道。
その両側には、どの建物にも「○○屋」といった屋号が掲げられていて、ちょっと不思議な光景。
調べてみると、参道に並んでいた宿坊や茶屋、商店の屋号だそう。
巡礼者や参拝客が多かった時代、この辺りには宿屋お店が並んでいて、それぞれが「○○屋」として営業していた名残なんだとか。
今も営業している商店はほぼないみたいだけど、昔の名残を今も感じられる場所でした。
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正法寺は奈良時代の創建と伝えられる歴史のあるお寺で、坂東三十三観音の札所として、長く信仰を集めてきました。
山の地形を活かした境内や、岩壁に刻まれた石仏など、自然と信仰が一体になっているような雰囲気が特徴的。
歴史の雰囲気と自然が合わさった、印象的なお寺でした。
本尊 : 千手観世音菩薩
山号 : 巌殿山
宗旨 : 真言宗
住所 : 埼玉県東松山市岩殿1229
最寄り駅 : 東武東上線高坂駅よりバス停10分、大東文化大学バス停下車、徒歩10分
最寄りIC : 東松山ICから約10分(約6km)
納経時間 : (4月~10月)8:30~17:00・(11月~3月)8:30~16:00
拝観料 : 無料
駐車場 : あり(門前・無料)

安楽寺|吉見の大仏と三重塔が印象的な締めの札所
この日最後に訪れたのは、第17番札所 安楽寺。
到着したのは16時過ぎ。
納経時間ギリギリで、なんとか間に合いました。
ちなみに、駐車場は山門から少し離れた場所(約100mほど)にあり、無料で利用できます。
そこまで遠いわけではないけど、この日最後の札所、疲れた状態だと割と遠く感じる距離…笑
参道には「厄除だんご」で知られるお団子屋さんがあったけど、残念ながらすでに閉店後。
ちょっと気になりつつも、この日はそのまま参拝へ。
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本堂は、しっかり歴史を感じる建物。
それでいて、お寺全体は綺麗に整えられてて、手入れが行き届いている印象でした。
中でもひときわ目を引くのが、三重塔。
境内の中でもしっかり主役級の存在感。
本堂の手前には「吉見の大仏様」と呼ばれる石仏もあります。
安楽寺は奈良時代に創建されたと伝えられる歴史あるお寺で、ここ吉見町は、古くからこうした石仏や史跡が点在する信仰の地なんだそう。
地域の人々の信仰として、長く親しまれているお寺です。
本当はこの近くにある「吉見百穴」にも行ってみたかったのですが、さすがに時間切れ。
こういう “行きたいけど行けなかった場所」” があるのも、また次の楽しみかなと思っています。
【安楽寺|参拝情報・アクセス】
本尊 : 聖観世音菩薩
山号 : 岩殿山
宗旨 : 真言宗
住所 : 埼玉県比企郡吉見町御所374
最寄り駅 : 東武東上線東松山駅よりタクシー15分
最寄りIC : 東松山ICから約20分(約7.5km)
納経時間 : (4月~10月)8:00〜17:00・(11月~3月)9:00〜16:00
拝観料 : 無料
駐車場 : あり(無料)

埼玉巡礼を終えて
このあとは、途中で本屋さんに寄ったりしながら、のんびり横浜へ。
そしてお待ちかねの中華街。
いつもの「京華樓」で、安定の麻婆刀削麵。
辛いのが得意なわけじゃないのに、なぜかまた食べたくなる不思議な一杯。
さらに中華街に来たついでに、「倭物やカヤ」で巡礼用のユニフォーム第2弾となるスカートも購入。
こうして、今回の埼玉巡礼も無事終了。
手のオブジェのリベンジも果たせて、ちょっとした達成感のある1日になりました。
次回の巡礼旅もお楽しみに!
巡礼旅神奈川編はこちら▼



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