幼馴染と女子2人で巡る、坂東三十三観音巡り。
第6回目は「千葉エリア(前編)」のお話です。
「千葉の札所を効率よく回りたいけれど、せっかくなら銚子観光も欲張りたい!」
今回は、日帰りでも無理なく(?)回れる、千葉北部の3か所(円福寺・龍正院・千葉寺)と、犬吠埼などの観光を組み合わせたルートをご紹介します。
これから千葉編を計画している方の参考になれば嬉しいです。
(旅の日付 2025年9月20日)
房総半島に点在する札所は全部で7か所。
本来なら1日で一気に回りたいところだけど、距離と移動時間を考えるとさすがに厳しそう。
さらに、お互いの予定の仕事の都合もあって、1泊での予定もなかなか合わせづらく、今回は2回に分けて巡ることにしました。
まずは上半分にあたる3か所、円福寺・龍正院・千葉寺を目指します。
そして、せっかく銚子まで行くならと、ずっと行ってみたかった犬吠埼灯台や銚子名物のぬれ煎餅、犬吠駅にも立ち寄る予定。
さらに、千葉にはまだ道の駅スタンプを押せていない場所も多く、そちらも回収したいところ。
ただ、今回は事前に綿密にルートを組んだというよりは、「ざっくり見た感じ、なんとかなりそうだよね」という、いつもより少しラフな計画で出発。
……結果。
最後の千葉寺の到着予定時刻は、まさかの16時59分。
ギリギリすぎてお寺に連絡することに。
スケジュール管理の大切さと、「なんとなる精神」もほどほどにしないといけないな…
とそんな反省もありつつ、今回も寄り道たっぷりの千葉巡礼スタートです。
巡礼準備編はこちら▼

【千葉北部編|ざっくりタイムライン】
■ 8:00 出発(横浜)
↓ 首都高→東関東自動車道 約2時間45分 (ETC約4000円)
■ 11:00 犬吠埼灯台
■ 11:45 犬吠駅
■ 12:25 ぬれせん誕生の店柏屋
↓ 車約10分
■ 12:40 第27番札所 円福寺
↓ 車約1時間
■ 14:20 道の駅 水の郷さわら
↓ 車約30分
■ 15:25 第28番札所 龍正院
↓ 圏央道 約50分 (ETC約1800円)(道を間違えて1時間以上かかりました…)
■ 16:55 第29番札所 千葉寺
■ 18:40 鳥居崎海浜公園
■ 19:10 タイの村料理289 (ご褒美メシ!)
↓ 首都高 約1時間 (ETC約1300円)
■ 21:20 帰宅。お疲れ様でした!
犬吠埼灯台|のぼれる灯台で味わう、絶景と恐怖
まずは横浜から一番遠い場所から攻めようということで、最初に向かったのは千葉県銚子市にある犬吠埼灯台。(🚗所要時間約2時間30分)
ここは実際にのぼることができる「のぼれる灯台」のひとつです。
「のぼれる灯台スタンプラリー」というのもあって、コンプリート欲強めの私としては反応してしまう…笑
ただ、すでに青森の灯台など過去に訪れている場所もあり、スタンプのために再訪するのはなかなかハードルが高いなと…。
もっと早く知りたかったやつです…笑
犬吠埼灯台は、1874年(明治7年)に建設された灯台。
設計したのは日本の灯台建設で有名なイギリス人技師のリチャード・ヘンリー・ブラントン。
白い塔が特徴的で、世界の灯台100選にも選ばれている有名な灯台で、見学者数も日本一といわれています。
現在も現役で活躍している貴重な存在です。
そして、灯台の中には、フレネルレンズと呼ばれる特殊なレンズが使われています。
これは光を効率よく遠くまで届けるためのもので、少ない光でも強く遠くへ届く仕組みです。
灯台の内部はらせん階段になっていて、比較的のぼりやすい印象。
なんだけど、上に行くにつれて階段は急で狭くなり、最後はほぼはしごのような感覚に。
そして辿り着いた頂上。
この日はあいにくの曇り空だったけど、それでも広がる景色は絶景。
…ただ、風がとにかく強い。
思った以上に高さもあって、高所恐怖症の自分にとっては普通にただただ怖い。笑
でも、景色は本当に素晴らしいです。
参観には300円の寄付金がかかりますが、その価値は十分。
周辺には無料の駐車場もいくつかあり、アクセスもしやすい場所です。
絶景とちょっとしたスリルも味わえる、印象に残るスポットでした。

犬吠駅とぬれ煎餅|ローカル駅と名物グルメを楽しむ
犬吠埼灯台のあとは、近くにある犬吠埼駅へ。
幼馴染が鉄道好きということもあり、ちょっと寄り道です。
駅のホームはどこかメルヘンな雰囲気で、可愛らしい印象。
駅舎の中もお土産屋さんやフォトスポットもあり、改札もレトロでどこか懐かしい感じ。
少し待ってみたものの、電車が来る気配はなく…
今回は写真だけ撮って、次の目的地へ。
向かったのは、近くにあるぬれ煎餅のお店「柏屋」。
ぬれ煎餅発祥のお店と言われています。
住宅街の中にひっそりとあるお店で、のぼりがなければ気が付かないかも…って場所にあります。
ここで有名なのが「賞味期限58秒のぬれ煎餅」。
焼きたてをその場で食べるスタイルで、楽しみにしていたんだけど…
この日はすでに終了。
時間ごとに焼いてるようで、タイミングが合わず…。
焼きたては食べられなかったものの、お土産用のぬれ煎餅を購入して、その場でひとつ食べてみることに。
ぬれ煎餅って甘じょっぱい印象だったけど、ここのはしっかりと塩気のある味。甘味はなし。
思っていた以上にパンチがあって、お酒に合いそうな感じでした。
長く楽しむなら冷凍保存がおすすめとのことで、帰宅後はそのまま冷凍。
ちょっとずつ食べながら楽しむことにしました。
ローカルな駅の雰囲気と、名物グルメ。
どちらも気軽に楽しめるちょっとした寄り道スポットでした。

円福寺|銚子の街に佇む大仏と歴史あるお寺
続いて訪れたのは、銚子市にある第27番札所 円福寺(飯沼観音)。(🚗ぬれせん柏屋から4分)
銚子の街中にあるお寺です。
円福寺は奈良時代に創建されたと伝えられている歴史あるお寺です。
銚子沖で漁をいていた人たちが、海の中から十一面観音像を引き上げたことが始まりといわれています。
その後、弘法大使が蓮の台座を造って供養したとも伝わっていて、こうした由来から長く信仰を集めてきたお寺です。
境内に入ってまず目を引くのが、漆塗りのような重厚感のある本堂と五重塔。
さらに、ひときわ存在感のある銚子大仏。
街中のお寺とは思えないくらい見どころが詰まっている印象。
特に印象に残ったのが、銚子大仏。
その左足あたりには銃弾の跡が残っていて、第二次世界大戦中に受けたものだそう。
静かな境内の中に、こうした歴史の痕跡が残っていることに、少し考えさせられるものがありました。
本堂の中は自由に参拝することができ、御朱印を待っている間にゆっくりと見て回ることができます。
天井にはたくさんの観音様が描かれていて、見上げると圧巻の光景。
境内をしっかりと堪能したあとは、すぐ近くにある「さのや」へ。
ここで食べた今川焼がとにかく美味しかった。
外はほんのりパリッとしていて、中にはあんこがぎっしり。
シンプルだけど、満足度の高い一品でした。

駐車場もお寺のすぐ横に無料のものがあり、アクセスしやすいのもありがたいポイント。
見ごたえのある建物と、歴史の重み、そしてちょっとしたご当地グルメまで楽しめる円福寺。
銚子らしさを感じられる、印象的なお寺でした。
【円福寺|参拝情報・アクセス】
本尊 : 十一面観世音菩薩
山号 : 飯沼山
宗旨 : 真言宗
住所 : 千葉県銚子市馬場町293
最寄り駅 : JR 銚子駅 銚子駅から銚子電気鉄道外川行きより観音駅
最寄りIC : 佐原香取ICから約1時間(約37km)
納経時間 : 8:00〜17:00
拝観料 : 無料
駐車場 : あり(無料)
URL : http://iinumakannon.com/

道の駅 水の郷さわらと龍正院|寄り道と静かな古刹
円福寺のあとは通りすがりにあった道の駅「水の郷さわら」へ。(円福寺から🚗約50分)
道の駅スタンプ回収が目的だってんだけど、お土産や地元の野菜や果物が充実していて、思いのほか長居することに。
このあたりでふと、「時間、大丈夫…?」とよぎるものの、見て見ぬふりをしてしっかり買い物を堪能。
そして少しスケジュールに不安を感じつつ、次の札所・龍正院へ。
龍正院|独特な山門としめ縄が印象的なお寺
次に向かったのが千葉県成田市にある第28番札所 龍正院(滑河観音)。(道の駅水の郷さわらから🚗約25分)
奈良時代に創建されたとされる歴史あるお寺です。
昔、この地域を治めていた小田将公が、冷害や凶作で苦しむ人々を救うため観音様に祈願。
その満願の日、近くの川で網を引いていた老人からすくい上げられた観音像を託されたと言われています。
その観音像をお祀りすると、五穀が実るようになり、人々の暮らしも持ち直したそう。
このお寺でまず目を引くのが茅葺屋根の山門。
室町時代から残る貴重な建物で国の重要文化財。
中にいる仁王像も、昔から災難除けや火布施の守りとして信仰されてきたもの。
どっしりとした造りで、一目でほかのお寺とは違う雰囲気を感じます。
そしてもうひとつ特徴的なのが、山門にかかるしめ縄。
一般的なものよりもかなり低い位置に張られていて、そこからは枯れ草やつるのようなものが垂れ下がっている、少し不思議な見た目をしています。
これは、龍正院に伝わる独特の風習によるもので、五穀豊穣や無病息災を願う意味が込められているともいわれています。
境内は落ち着いた雰囲気で、本堂は歴史を感じる佇まい。
個人的にもこういう古さを感じるお寺は好きなタイプです。
御朱印は本堂の奥にある社務所で頂くことができます。
駐車場も仁王門の前に無料のものがあり、アクセスも比較的しやすい場所です。
寄り道で少し時間を使いすぎたものの、静かな空気の中でしっかりと参拝することができた龍正院でした。
【龍正院|参拝情報・アクセス】
本尊 : 十一面観世音菩薩
山号 : 滑河山
宗旨 : 天台宗
住所 : 千葉県成田市滑川1196
最寄り駅 : JR 滑河駅より徒歩20分
最寄りIC : 茨城方向から圏央道神崎IC出て、国道365成田方面、常総大橋信号左折、一つ目の信号右折。(約1.5km)
納経時間 : (4月~10月)8:00〜17:00、(11月~3月)8:00〜16:00
拝観料 : 無料
駐車場 : あり(無料)
URL : http://namegawakannon.jp/

千葉寺|16時59分、ギリギリの参拝
次に向かったのは、千葉県千葉市にある第29番札所 千葉寺(せんようじ)。(龍正院から🚗約50分ETC約1500円)
ナビをセットしつつ嫌な予感。
到着予定時刻は16
時50分。
「かなりギリギリだけど、なんとか間に合うかな…」という雰囲気。
だったんだけど…
途中で道を間違えてしまい、到着時間はさらに遅れることに。
気づけば表示は16時59分。
これはさすがにマズイ。
ここで千葉寺を残してしまうと、後半の巡礼が一気に厳しくなる。
なんとしても今回で参拝しておきたい。
ということで、助手席の幼馴染が千葉寺へ電話。
事情を伝えつつ、迷惑になるようなら無理せず諦めようという気持ちもありつつ、ひとまずお寺へ向かいます。
そして到着したのはなんと16時55分。
……ただし、今度は駐車場が見つからない。
幼馴染がとっさに私の御朱印帳も持って先に降り、ダッシュで本堂へ。
私もなんとか車を停めて後を追うことに。
無事に合流するとお寺の方が待っていてくださり、御朱印を頂くことができました。
本当にありがたい限りです、、、
順番は前後してしまったけど、そのあと急いで参拝。
閉門間際ということもあり、ゆっくりとはいかなかったものの、なんとか無事にお参りできて一安心。
千葉寺は、奈良時代に創建されたと伝わる古刹で、その名の通り千葉の地名の由来にも関わるといわれる、歴史的にも重要なお寺です。
境内は広く、落ち着いた雰囲気で本堂も歴史を感じる立派な造り。
本来であればもう少しゆっくり見て回りたかったところだけど、それはまた次の機会に。
ギリギリの参拝、まさかの展開続きだったけど、無事に参拝できた千葉寺。
今回の巡礼旅の中でも特に印象に残る一か所となりました。
ちなみになかなか見つけられなかった駐車場、門の前に10台ほど停められる広々としたものがあります。
焦りすぎて全然目に入らなかったです…笑
【千葉寺|参拝情報・アクセス】
本尊 : 十一面観世音菩薩
山号 : 海上山
宗旨 : 真言宗豊山派
住所 : 千葉県千葉市中央区千葉寺町161
最寄り駅 : JR千葉駅よりバスで9分千葉寺下車
最寄りIC : 松ヶ丘ICから約3分(約0.5km)
納経時間 : (4月~10月)8:00〜17:00 (11月~3月)9:00〜16:00
拝観料 : 無料
駐車場 : あり(無料)
今回の巡礼を振り返って|千葉前編の反省とご褒美ご飯
なんとか3寺の参拝を終えて、無事ミッションクリア。
ここからは一気にのんびりモードへ。
アクアライン方面へ向かいながら、鳥居崎海浜公園に立ち寄って少し散歩。
海風にあたりながら、さっきまでのバタバタをクールダウン。
そしてこの日もお昼はコンビニで軽く済ませていたので、夜はしっかりご飯。
向かったのは、木更津にあるタイ料理のお店「タイの料理村289」。
清潔感のある店内で、落ち着いて食事ができる雰囲気。
テラス席もあります。
敷地内にはベトナム料理、向かいにはスリランカ料理のお店もあり、ちょっとしたアジアンエリアのような感じでした。
注文したのは、ガパオ、ヤムウンセン、カオマンガイ。
どれも本格的でとても美味しくて大満足。
レジいたタイの女性の愛想がよくて可愛らしくて、なんだかほっこりする時間でした。
お腹も満たされてのんびり帰宅。

今回の巡礼を振り返ると、まず朝の出発から反省。
犬吠埼まで横浜から約3時間かかるのに、出発が8時だったのは完全に遅すぎた。
さらに、寄り道も遠慮なく楽しんでしまった結果、最後はまさかのギリギリ到着。
結果的には間に合ったものの、やっぱりスケジューリングは大事だと痛感。
「なんとかなる精神」も大事だけど、ほどほどに。
次回は神奈川の鎌倉エリアの日帰り巡礼旅です。
お楽しみに!
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